これからの住宅、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー住宅)
これからのエネルギー需給を考えた住宅、それがネット・ゼロ・エネルギー住宅(ZEH)です。
様々な方法でエネルギー利用を削減し、上手に使うことで実現できます。
2015年11月30日から12月11日まで、フランス・パリで、気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)、京都議定書第11回締約国会議(CMP11)が開催されました。その中で、我が国は2030年までに2013年度比で温室効果ガスを26%削減目標を掲げています。
低炭素社会を実現するために、住宅自体の耐久性と同時にエネルギーの削減もこれからの建築において重要なファクターとなってきております。
愛知ハートフルハウスの会でもこの取り組みの推進をしております。
ZEH(ゼッチ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは
ZEH(ゼッチ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、住宅の高断熱化と高効率設備により、快適な室内環境と大幅な省エネルギーを同時に実現した上で、太陽光発電等によってエネルギーを創り、年間に消費する正味(ネット)のエネルギー量が概ねゼロとする住宅です。
ZEHを取り巻く現状
我が国の家庭部門における最終エネルギー消費量は石油危機以降約2倍に増加し、全体の15%程を占めています。また、東日本大震災後の電力需給の逼迫やエネルギー価格の不安定化などを受け、家庭部門における省エネルギーの重要性が再認識されています。
加えて、2015年7月に策定された長期エネルギー需給見通し(エネルギーミックス)では、省エネルギーについて、石油危機後並の効率改善(35%程度)を実現することを目標としており、そのためには、住宅そのものの省エネが不可欠となっています。
ZEHの普及により、家庭部門におけるエネルギー需給構造を抜本的に改善することが期待されます。
先進的な住宅には、補助金が活用可能
要件を満たすと、
- 国土交通省の地域型住宅グリーン化事業の「高度省エネ型 ゼロエネルギー住宅」
- 経済産業省の「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業」など
補助対象となります。
良い住宅を建築し、国から補助をもらえます。そして、エネルギーの利用を削減し、環境に優しい住生活が送れます。